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アコースティックエミッション(AE)信号処理方法
振幅やエネルギー、持続時間、発生数などのアコースティックエミッションのパラメータは、AE計測装置で計測されたAEの波形形状の特徴量をDSPで数値化して保存して表示する。右図にこの処理を行うAE計測ボードの一例を示す。このボードには、AEセンサで検出した信号を増幅したり、ハイパスフィルタやローパスフィルタなどの信号弁別を施す信号弁別機能とDSPでAE波形の特徴量を計算する高速演算機能を有する。本ボードをコンピュータのPCIスロットに取り付けて、計算結果をコンピュータで表示したり、演算処理したりする。AE計測ボードは2CH、4CH、8CH...と2の倍数のCH数を有するのが一般的で、将来の計測点数を考慮してボードのCH数を選択する必要がある。
アコースティックエミッション(AE)信号処理ソフトウェア
AE計測装置のソフトウェアは、上記のDSPの処理を指示したりDSPの計算結果をコンピュータの画面に表示する機能を有する。さらに、計測したAEデータから目的のデータだけ選別したり、演算処理を施して表示する機能を有する。ソフトウェアはWindows上で動作するのが一般的であるが、Windowsの処理の関係で表示速度が若干遅く、高速な表示速度が必要な場合にはDOS上で動作させる必要がある。なおデータ処理はAE計測ボードの処理されるためWindowsの影響は少ない。

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